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森山佳郎（サンフレッチェ広島ユース監督）
サンフレV1戦士、元日本代表、最強軍団・
サンフレユースを率いる森山監督による“ゴリ日記”

プリンスリーグ＆吉田高校体育祭

06/06/24 21:58

本日（6月24日）のプリンスリーグ　ｖｓ　岡山学芸館高校の試合は前半の2点を守りきり２－０で勝つことができました。
試合内容は、前半すばらしいコンビネーションから得点機を連発し2点を先取。後半は暑さと緊張感がなくなったのとで０－０（しかも相手ペース）、非常に後味の悪いゲームとなりました。（いらいら・・・）
試合後には吉田高校の体育祭に急いでかけつけ見学させていただきました。
体育祭はユースの子供たちが積極的に雰囲気を盛り上げてくれていました。
春先、新任の教頭先生に「ユースの奴らはなっとらん」と厳しい指摘を受けた子供たちが、今日同じ教頭先生に「ユースの子らがいろんなところでがんばってくれたのでほめてやって欲しい」といわれ、ぐっとこみ上げてくるものがありました。これだからユースはやめられん・・・・
人から応援してもらえるような選手、人間になることが何よりも大切。
明日はユース生全員が300名集まるサッカースクールの手伝いです。子供たちに楽しんでもらえるように盛り上げてくれたらなと思っています。

関西遠征の結果

06/06/12 8:42

6月3，4日の関東遠征に続き、10，11日に関西遠征に行ってまいりました。
対戦相手はヴィッセル神戸。試合前にはちょうどＪ2公式戦に出発す直前のバクスター監督と会うことができ元気そうな姿を拝見できてうれしく思いました。そのほかフリューゲルスでチームメイトだった三浦淳宏選手やコーチの前田浩二氏、ベルマーレでチームメイトだった本田誠司選手とも話をすることができました。
試合の方は10日ヴィッセルサテライトに1-3で破れ、11日ユースとのゲームは2-1で勝利という結果でした。
サテライト戦の失点はセットプレーやクロスの守備が原因で、これから徹底してトレーニングしていかないと通用しないということがはっきりしました。翌日のユース戦でも序盤にいきなりＣＫから失点し、なんとか1試合を通して取り返したという試合でした。逆に成果としては前線のコンビネーションからシュートまで持っていく形がサテライト戦でもたくさん出来、あとはフィニッシュの精度さえよければというところまでチームが進化していることを実感しました。（Ｂ戦は押され気味の展開で力負けしており、こちらの方もしっかり鍛えなければと感じました。）
今週末のクラブユース中国地区代表決定戦をはじめプリンスリーグ残り5節、7月末の日本クラブユース選手権大会本番まで毎週公式戦が続いていきます。徐々にチームを仕上げて行きたいと思っています。
さあ今日は夜10時からワールドカップ　ｖｓ　オーストラリア戦。ユース生たちは全員で駒野先輩がプレゼントしてくれたレプリカユニフォームを着て全身全霊で応援したいと思います。ガンバレ日本!！

プリンスリーグ6節の結果

06/05/30 10:25

遅くなってしまいましたが、先週末27日のプリンスリーグ第6節の結果は、6－1で作陽高校に勝利し2位をキープしました。
作陽高校戦はリーグ前半戦の決勝戦だという位置づけで1週間かけていい準備が出来ました。試合内容は芝がほとんどない（土の方が良いくらい）グランド状態の中で、攻撃は前線が積極的にボールを引き出し何度も決定機を作ることが出来たと思います。対照的に、守備においては相手のサイド攻撃、2列目からの飛び出しなどにてこずりかなり不安定な戦いとなりました。
最終的には序盤の圧倒的な勢いと相手の意欲を削ぐ追加点が6－1というスコアにつながったと思います。
勝ち点が同じライバルチームにたくさんの得点差をつけて勝利することが出来たことで自信になったし今後の戦いに余裕が出来たとは思いますが、それが緊張感欠如や油断につながらないようチームを引き締めて強化につなげて行きたいと思っています。
（写真は試合後のバスの中での表情）

3者面接

06/05/22 22:28

２０日、２１日で３年生の保護者との３者面談が行われました。
いよいよ３年生の進路を決めていく重要な時期に差し掛かって来ました。できるだけ多くの選手が第一志望の進路へ決まるように、こちらも最大限のサポートをしていくつもりです。
２０日の夜には選手全員の保護者にきていただき懇親会が行われました。
会は終始なごやかで笑いの絶えないものとなりました。これからユースの活動や進路活動が本格化していきますが、卒業式の時に全員の選手、保護者に満足していただけるよう、いろんな意味で結果を出していかなければ・・・という大きな責任とやりがいを感じる夜となりました。
２０日のプリンスリーグは防府高校に８－０で勝つことができ2位浮上。来週はいよいよ前半戦の決勝戦といえる作陽高校戦です。万全を期して勝ち点３を奪いに行きたいと思っております。応援よろしくお願いします。

祝　駒野選手ドイツワールドカップ代表

06/05/16 12:30

ついにやりました。サンフレッチェユース出身の駒野選手がドイツの切符を手にしました。
ジーコ監督が読み上げる選手の中に「コマノ」という声を確認したときにどっと熱いものがこみ上げてきました。
ユース創設以来12年目にしてついてワールドカップ選手が誕生しました。
こまの選手はユース入団直前に父親を亡くしましたが、絶対にプロになりたいという気持ちを誰よりも強く持ち続け人一倍努力を重ねたそうです。
オリンピックの前年（'03年）かかとの疲労骨折、前十字靭帯断裂、その入院中に血栓になり、復帰後すぐに視力低下で失明の危機、それでもなんとなオリンピックに間に合い出場、最後のゲームで鎖骨骨折等々、怪我や病気と格闘した苦労人です。
それでも常に前を向き困難な状況から這い上がり、そのたびに成長していった結果が、15日の発表につながったと思います。
対照的に佐藤寿人選手は残念ながら選ばれませんでした。しかし佐藤選手の代表暦は始まったばかり、しかも強烈な負けん気の強さと目標達成意欲を持っている佐藤選手のこれからの活躍はさらに大いに期待できると思います。（そして次のW杯代表を掴め）
いずれにせよ、どんな状況になっても決してあきらめない選手には大きな可能性が膨らんでくると思います。ボールは気持ちの強いほうに転がるし、運も気持ちの強いほうに傾くのは必然。心すべしユース生（そして自分）。
そして頑張れ駒野、頑張れ日本!!

今西さんに話しをしていただきました。

06/05/12 15:57

　11日は6:00から朝練習。16:00から5km走、筋力トレーニングを終えた17:30より19:00までの1時間半、サンフレッチェ広島の元総監督、現在サンフレッチェ広島ジュネラルアドバイザー兼吉備国際大学教授の今西さんに来ていただき話をして頂きました。
　今西さんは１流の選手、１流の社会人をたくさん見てこられただけに、選手に対するアドバイスや成長に必要な心構えなどためになるお話ばかりで、選手たちにとっては貴重な１時間半となりました。
内容としては
①夢を持ってそれを実現するために自分で考え、工夫して欲しい。（Plan→Do→See→Action）
②成長の過程において、人とコミュニケーションを図ることが重要・・・しっかり人の話を聞く、相手の目を見て話し、誠意のある態度を示す。
③自分がここまでこれたのは周りの人達のおかげという感謝の気持ちを持って、それを言葉や態度でしっかり表す。
④常識的な人になって欲しい・・・サッカー選手である前にしっかりした高校生であれ「プライドを持つ」
　　※やらなければならないことをきちんとやる　※チームの一員としてどういう取り組みをするのか　※「ホウレンソウ（報告・連絡・相談）」
　選手たちは１流選手の条件など実例を交えお話しされる今西さんにかぶりつくように聞き入っていました。
　講話のあとは寮で今西さんと安芸高田市地域振興事業団の芦田さん夫妻とユーススタッフで食事会となりました。今西さんはたくさんの海産物、芦田さんはたらの芽など野菜・山菜で料理も豪華、話題も豪華で非常に贅沢な１日でした。

もみじカップの結果などなど

06/05/10 8:16

　5月2日から7日まで計6日間でＡ戦Ｂ戦含めて全18試合を行いました。特に3日から6日のもみじカップでは30分ハーフとはいえ毎日4試合ずつこなすハードスケジュールとなりました。
　私たち指導者が試合を見るモチベーションを保つのが大変である以上に選手たちは次々試合をこなしていくモチベーションは大変だろうなーと思いましたが、選手には「いかなる状況でも１００％チャレンジしないといけない」と厳しい要求をして試合に挑みました。
試合結果は（Ａ戦のみ）
2日　高知中央高（３－１）
3日　南風原高（７－０）、佐賀商（３－０）
4日　韓国利川ＦＣ（３－０）、滝川二高（３－０）
5日　近大和歌山（５－０）、済美（１－０）
6日　香川西（２－０）、筑陽（０－２）
7日　広島県工（６－０）
９勝１敗と相手のレベルがそれほど高くないとはいえきっちり勝ちきるゲームが出来てきたように感じています。
　６日にはトップチームがホーム初勝利を収めてくれました。後半の２０分間しか観戦できませんでしたが、得点と勝利の瞬間は涙があふれそうでした。
　その感動覚めやらぬ７日には体調不良の槙野と新潟の藤井以外のプロ１年生、２年生計７名が三矢寮を訪ねてくれました。その中には前日のトップチームの勝利に大きく貢献した高柳、なかなか浮上のきっかけをつかめない前田、愛媛で中心選手として頑張ってくれている高萩、森脇なども（佐藤、桒田、柏木）駆けつけてくれました。
現状に甘えることなくそして決してあきらめずに常に上を目指して欲しいと思います。後輩たちと共に君たちの活躍を心から祈っていますよ!！

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