 | 今、日本のサッカー界で最も注目を集めている “時の人”イビチャ・オシム。
そのオシム監督の語録や人生をまとめた本 『オシムの言葉』を読んでいる。
その中の一文から・・・
「プロの世界だから結果は大事。内容が良いかどうかよりも やはり、勝ち負けが注目されるし、それがプロである。 私が思考するのは、観客やサポーターはいったい何も望んでいるのか、 そして、何が目的かということだ。
私としては、いる選手がやれる最大限のことをして、 魅力的なサッカーを展開したいと考えている。 そういうサッカーを目指すには、リスクが付きものだ。 観客が満足するようなことに挑戦することこそが、 大切なことだと思っている。
すべて監督が大きなプレッシャーを感じている。 ほとんどの人たちが、試合の内容よりも 結果に注目しているわけだからね。 チームが負けないようなサッカーを選択していくだろうが、 ただ、そういうサッカーを続けていたら、 残念ながら、いい内容の試合は展開されないだろうね」
日本代表、イビチャ・オシム監督の言葉を読み、 その弟子と言っていいペトロビッチ監督の考えや 目指すサッカーとの類似点が多々あるように感じる。
それはすごく当然のことなのかもしれないが、 J1の残留争いを抜け出したい広島にとって 何より結果がほしい中で、 ペトロビッチが自身のサッカー哲学を貫き通し 突き進むことができるか、 その中で、きょうの甲府戦、 内容はもちろん、勝ち点3を取れるか 注目である。
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