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塩崎浩作（サンフレッチェ広島ジュニアユースコーチ）

OB戦

10/08/14 13:09

昨日は、曇りという天候に恵まれ（つまり暑くなかった）、子どもたちも盆休み前の最後のトレーニングを楽しく終えることができました。

スペシャルゲスト、というか、対戦相手に昨年のジュニアOBがなんと11名も集まってくれ、現役の小学5年生チーム、6年生チームを相手に、その成長したプレーを披露してくれるはずでしたが…

まあ、たとえ中学1年生が小学6年生に負けたとしても、それはそれでOKとしましょう。
彼らを含めてみんなサンフレッチェファミリーなのですから。

残念ながら昨年のゲームキャプテンであったTくんは現在、東京のクラブチームでがんばっているため声をかけられなかったのですが、同級生のIくんやYくん、Hくんは声をあわせて「Tくんがおったら間違いなく、おれら（小学生に負けて）怒られていたよね…」。
まあね、それも友情。

みんな元気で頑張っていれば私たちコーチは、それはそれで嬉しいのです。

いつでも遊びに来いよ～

サンキュー!!

その子の未来を想像する

10/08/05 8:14

8月3，4日の2日間、カルビー株式会社様の協賛のもと、２０１０カルビーサンフレッチェカップが広域公園で開催されました。熱中症の心配もありましたが、子どもたちは元気一杯で、2日間で1敗しかしませんでした。

しかし、この1敗は子どもたちにとっても大変刺激のある1敗で、相手であったアビスパ福岡は、個人の能力の高さと準備の良さを存分に見せつけてくれたのでした。

今大会でチームを一足先に離れる持田キャプテンに金メダルを、と意気込んでいたジュニアチームでしたが、この1敗が響き、グループ2位で、2位トーナメントに回ることになりました。

とはいえ、2日目の2位トーナメントは劇的な幕切れを彼のために用意してくれていました。
一生懸命にチームのことを考えて頑張ってきた子には、最後に運が降りてくるようになっているのでしょう。

2位トーナメント決勝では、途中１－３とサガン鳥栖にリードされながらも第3ピリオドで同点に追いつく粘りを見せ、勝敗はPK戦へ。すでにこの時点で、すべてのコートの試合は終わり、参加チーム全員の目がこのPK戦へと注がれていたわけです。

しかも、このPK戦。決着がなかなかつかず、同じ選手が2度目のPKを蹴るという大熱戦になりました。
持田キャプテンもしっかり2度のPKを決め、胸のサンフレッチェのエンブレムを何度も握りしめて気持ちを前面に出していました。

最後は、相手選手のPKをGK藤原（慶）くんがストップし、あたかも優勝したかのような雰囲気に包まれましたが、この試合も、持田くんとチームメイトにとっては忘れられない試合となったことでしょう。

彼は、お父さんのお仕事の関係で東京方面に引っ越します。
多分、彼はそこでもリーダーシップを発揮して、彼らしく前向きに歩んでくれることでしょう。

別れるときは淋しいものですが、またそこで新たな出会いも待っています。
そして、どの子も同じ。これから先、こうしていろいろな別れと出会いを経ながらそれぞれの人生を彩ってくれることでしょう。

ちょっと想像してみるとワクワクします。
20年後、彼らはどうなっているんだろうと。

私「駿とは、もうすぐ離れるけど、また20年後にみんながあったらおもしろいぞ！」

子１「ホント！でも塩さんはその時、もう禿げとるじゃろ～」
子２「いや、死んどるじゃろ!!」

コラコラ、まだ禿げとる方がいいわっ！

「美しく敗れる」第二章

10/07/23 10:21

先週末の３連休は、本当に暑かったですね。私なんか、次の日、朝からサンフレッチェの育成ミーティングで、途中、「これはまずい」と自主的に判断して、阿江コーチ主導の指導実践のセッションから退場。木陰で、人工芝の暑いピッチ上で繰り広げられる阿江コーチの熱いコーチングと選手役として、プレーするコーチ陣の奮闘振り、中でも、沢田（ジュニアユース監督)氏と森山（ユース監督）氏の熱すぎるプレー振りに感心しながら眺めていました。
話がそれてしまいました。で、週末の３日間。ところは、山口県西部。フジパンカップ中国少年サッカー大会にサンフレッチェジュニアチームは参加してきました。開催県となる山口県からは４チーム、他の４県からは全日本少年サッカー大会の上位３チームが集まり３日間にわたって中国地区No1を決める大会が開催されました。現在徳島で活躍する平繁選手がいたときに優勝して以来２度目の優勝を狙うサンフレッチェ広島と山口県の名門・山口SSとの顔合わせとなった決勝戦は、山口SSの強力２トップにたじたじになりながらも、後半終了間際のロスタイムに同点ゴールを決めるという劇的な試合展開となり、延長戦でも決着がつかない戦いはPK戦までもつれることに。最後は、ほんの少し、勝利の女神が山口SSに微笑むこととなりましたが、全日本少年サッカー大会の決勝の相手シーガル広島の選手、今回の山口SSの選手とも決勝で優勝して泣けるっていうのはいい光景ですね。サンフレッチェジュニアの子どもたちもとてもいい表情をしていました。この大会が公式戦としては最後となった持田キャプテン（２学期から東京方面に引越し）は、一緒に戦ったチームメイト一人一人に「ありがとう」と握手を求め、自身は必死に涙をこらえていた光景が印象深く残ります。確かに結果では負けました。でも私たちは金メダル以上に美しい感動を受け取る事ができましたよ。

宴の後…

10/07/14 8:39

サッカーの祭典・ワールドカップ南アフリカ大会がスペインの優勝で幕を閉じました。大会の結果だけをみると１試合平均のゴール数が少ない守備的な大会であったと伝えられるのかもしれませんが、遠い国・南アフリカとその歴史に触れる素晴らしい大会であったと思います。日本代表も決勝トーナメント進出という快挙を成し遂げ、これで、本当の意味での正しい明確な目標設定～ベスト８を目指す～ができたのではないでしょうか。この日本の躍進を含め、実は日本では、参議院選挙という国の将来を占う国政選挙が行われたにもかかわらず、なんとなくサッカーの話題で、各党の政策等の詳細が深く伝わっていなかったような気がします（もちろん選挙には行きましたよ）。

さて、今日からＪリーグ再開です。オーストリアキャンプから戻ってきたトップチームがどんな戦いを繰り広げるのか、非常に楽しみにしております。
ワールドカップの宴の後、今度は国内サッカー再開で日本の夏を暑くしましょう。

ちなみに写真は、先日大雨の中、鳥取で行われた県トレセンでの講義の様子。久永コーチがワールドカップの得点シーンを編集したものをプロジェクターに映して流していたのですが、子どもたちも目を輝かせ、口を開けつつ素敵な笑顔でスクリーンを見つめていました。

日本のサッカーを支えているのは、彼ら子どもたちなのであります。

ナショナルトレセンコーチのＫコーチが先日、県のトレセンの締めのあいさつでも
「みんな、楽しかったですか？サッカーを心から思う存分楽しんでくださいね」と。

しかし、最後はやや締まりのないものになってしまいました。
「指導者のみなさま、大雨の中、お疲れタマでした…」

確かに指導スタッフの多くの男性陣は、中年の域を越えていますが、Ｋコーチ、ここまでひねりを利かせるとは…

さすがナショナルトレセンコーチでございます…

梅雨空もなんのその！

10/06/26 20:54

今日は、朝から大雨。しかもやむことなく降り続きましたね。
そんな中、ＭＦＰ呉のフットサルコートで小学5年生以下の交流大会が、サンフレッチェの頭脳こと、久永コーチが主体となって開催されました。呉とＰＩＶＯＸスクールの5年生も多数参加してくれて、大雨の中、好プレー・珍プレー続出で大いに盛り上がりました。

大会後、同じく運営を行っていたイケメンコーチの荒木氏と久永氏、そして私の3人で昼食をとり、簡単な反省会を終えて、レジで支払いをしようとしたとき、なんと久永氏が、「今日はおれのおごりで」と。

どうしたんだ、久永！

「いやあ、それだったら、もっと高いのを注文しておけばよかったなあ、荒木！」と私は荒木コーチの肩をたたきつつ、ラッキー！（ということは、今度は俺がご馳走しなければならないな…）

保護者の方も大勢応援に駆けつけてくださり、子どもたちもみんないい表情でプレーしていました！

参加してくれたスクール生のみんな、近隣のチームのみんなと関係者様、そしてＭＦＰ呉のスタッフさん、どうもありがとうございました。

さあ、今晩もワールドカップです。
同じアジアのライバル、韓国の勝利を念じて応援しましょう！

加えて、私が優勝候補に推す、アメリカのサッカーにも注目してみるとしますか！
相手が、ガーナか…。アフリカ勢で唯一残っている国だから、アフリカ大陸全部の後押しがあるかもしれませんねえ。

とにかく、観ていてわくわくするサッカーを期待しましょう!!

サプライズ

10/06/16 8:23

それにしてもどこで知ったのでしょうか、先週の金曜日は、呉スクールの練習後に、スクールのOBが遊びに来てくれて、ケーキとデザートで「誕生日おめでとうございます」と。

いやあ、びっくり。とはいえ、サンキュー。些細なことでは動揺せず、惑わず堂々と信念を貫く年齢を迎え、コクとキレに磨きをかけたいところながら、加齢に伴うキレのなさと刻まれるしわの深さは増すばかり。

そうか、これからは円熟味を加えていけばよいのだ。

土曜日は、昨年のOBの某保護者からもプレゼントをもらい、どうしたことかと袋を開けると、「豹柄のブーメランパンツ」。さすがにこの瞬間は、「惑わず」にはいられませんでした…
やはり人生の先輩にあたる人は、あとから続く後輩に「不惑入門」のテストをしてくれたようです。

というわけで、私は、しっかり惑いましたので、もう少し、「不惑クラブ」への入会は先延ばしにしたいと思っております。

全員でGK!

10/06/04 0:07

水曜日のジュニアユーススクールは、加藤GKコーチによる「全員でGKトレーニング」指導でした。私も、細渕コーチも山陽高校の素晴らしい人工芝の上で、なれないGKの動きに四苦八苦しながらも、この環境（人工芝）では言い訳ができないと覚悟を決め、スクール生以上に体を動かしました。私も2週間前の”脱臼をするGK”からの脱皮を図るため、しっかりと基本を学んだのでありますが…

ちなみに今日の朝の巡回指導では、Y幼稚園の年長さんに、バンバンシュートを決められていました。GKも大きくなってからはなかなか難しいってこと、か。

いろんなポジションを経験するってのは、それだけ、プレーヤーとしての可能性、幅を広げるってことなんだろうね。

ちなみに、私、サッカーより、野球のほうが自信があります!?

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