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今年もサンフレッチェの育成ミーティングが始まりました。 下部組織のコーチ陣に加え、地域の指導者も参加しておこなわれる指導実践は、 担当コーチにとってみれば力試しの場であり、まな板の上の鯉状態でもあるわけです。 みんなしっかり準備して指導実践に臨むわけですが、その都度、自分の力の無さを痛感するわけです。始まるまでは、みんな自分のサッカーに自信を持って挑むわけですが、ひとくせもふたくせもあるコーチ陣を相手に実践するわけですからそりゃもうたいへん。 でも、ここで打ち砕かれるからこそ、自分に足りないもの、気付かなかったことが見えてくるのです。結局は、最後、すべて普段の指導対象である子どもたちにかえってくるわけですから、コーチ陣のレベルアップは不可欠なのです。 「なにくそ!」 とまた次の一歩を踏み出すから進歩がある。 大学の柔道の先生は研究室に 「菜に糞」 と書かれた色紙を置いておられました。 こういった指導実践での失敗経験を肥やしにコーチはレベルアップしていく必要があるのです。
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